2019年 第2四半期 日本インベストメント「マーケットビート」レポート発行

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ハイライト:

  • 第2四半期 の投資不動産取引量 :    10,506億円
  • 第2四半期取引量 の前年同期比:     ▲9.1%
  • 成長維持も、貿易関係で不確実性増加
  • 上半期の取引量は前年比11.1%減少、J-REITが取引量を下支え
  • 物流施設とホテルの取引量は前年同期比で大幅増加
  • 日銀による予防的金融緩和が視野に

東京、201988 – グローバル不動産総合サービスのクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(グローバル本社:米国イリノイ州シカゴ、日本本社:千代田区永田町)は、第2四半期不動産市場レポート「日本インベストメン MarketBeats」を発行しました。このレポートは、四半期ごとに市場のパターンを分析しながら、来期の市場パフォーマンスを予測しています。主な調査結果は次の通りです。

上半期の取引量は前年比11.1%減少、J-REITが取引量を下支え
クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドの調査によりますと2019年第2四半期の不動産総取引量(5億未満の取引を除く、速報値)は、10,506億円でした。これは前年同期比で▲9.1%の減少でした。第1四半期の不動産総取引量(確定値) は17,144億円(前年同期比▲12.2%)であり、上半期における累積取引量は27,650億円(前年同期比 ▲11.1%)となりました。購入者層ではJ-REITが今期取引量の43.1%もの取引を占めるなど市場を牽引しました。

物流施設とホテルの取引量は前年同期比で大幅増加 
2019年第2四半期に最も取引された不動産セクターはオフィスで取引量は速報値ベースで3,883億円(前年同期 比▲5.9%)でした。次いで物流施設(2,019億円、29.8%)、ホテル(1,339億円、25.2%)と今期でも同2セクターが取引量を伸ばし存在感を際立たせました。一方でリテール(1,281億円)は前年同期比▲35.8%落とすなど、オフィスとともに伝統的セクターへの取引が弱含んでいます。市場参加者がこれら伝統的セクターの市場価格の高止まり感とピークアウトへの懸念する声は大きいです。レジデンシャルは100億円を超える大型取引が2件あったものの888 億円(▲34.4%)と取引量を落としました。

日銀による予防的金融緩和が視野に 
金融機関の貸出態度(日銀短観)は過去1年を通して悪化してきたものの、今期ではより一層に全体の下げトレンドが顕著となってきました。それでもプロ不動産投資家に対する貸出態度の大幅な変化は市場では聞かれず依然として良好な状態が続いています。米国連邦準備制度理事会が25bpの利下げ発表に加え、日本銀行の金融政策決定会合での声明文に「先行き、物価安定の目標に向けたモメンタム(勢い)が損なわれるおそれが高まる場合には、 ちゅうちょなく、追加的な金融緩和措置を講じる」を追記するなど、予防的な金融緩和が視野に入ってきました。

田中義幸(クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド、シニア・エグゼクティブ
ディレクター、キャピタルマーケッツ、ジャパン)は次のように述べています。
「オフィス、住宅、商業施設といった従来の主要セクターへの投資ボリューム総額は減少しましたが、物流施設、ホテルセクターへの投資は大幅に増加しており、依然として強い投資ニーズが確認されます。これは従来の主要セクターからの分散投資が進んでいる証左といえます。貿易摩擦等、不確実性は増加しているものの、良好な資金調達環境やJ-REITの下支え等もあり、依然として日本マーケットにおける投資意欲は旺盛です。」

成長維持も、貿易関係で不確実性増加
2019年第一四半期の日本経済は2.2%(年率 換算)の成長を維持しました。一方で輸出入ともに減少の目立ちや、G20後に勃発した日韓貿易紛争など不確実性が増加しています。コア消費者物価指数の前年同期比は0.8%上昇しました。日銀の「経済・物価 情勢の展望」によりますと、予想物価上昇率が中長期的に高まる事を理由として2%の物価目標は維持されたものの、日銀各委員のなかには下振れリスクが大きいとの見解も多く見られました。

本レポートに関するお問合せ:


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ディレクター、ヘッド・オブ・
リサーチ&コンサルティング
+81 3 3596 7804
hideaki.suzuki@cushwake.com



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シニア・エグゼクティブディレクター、
キャピタルマーケッツ、ジャパン
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yoshiyuki.tanaka@cushwake.com


メディア・コンタクト:


岡安 祐子         
                                                    
ヘッド・オブ・マーケティング&コミュニケーションズ
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ー以上ー

クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドについて
クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(ニューヨーク取引証券所:CWK)は、オキュパイヤーとオーナーの皆様に有意義な価値をもたらす世界有数の不動産サービス会社です。約70カ国400拠点に51,000人の従業員を擁しています。プロパティー・マネジメント、ファシリティー・マネジメント、プロジェクト・マネジメント、リーシング、キャピタルマーケッツ、鑑定評価などのコア・サービス全体で、2018年の売上高は82億ドルを記録しました。詳しくは、公式ホームページwww.cushmanwakefield.com にアクセスするか公式ツイッター @CushWake をフォロー下さい。