2019年 第2四半期 日本リテール「マーケットビート」レポート発行

PDFをダウンロード 

上部にあるPDFアイコンをクリックすると、日本語版レポートをダウンロードいただけます。

新宿の賃料上昇率 (YoY):0.0%

銀座の賃料上昇率 (YoY):0.0%

小売業販売額上昇率 (春、YoY):0.9%

  • 全体小売業販売額が連続増
  • 銀座にライフスタイルブランドが集積
  • 海外ファストファッションの出店計画見直しが加速

東京、2019年7月22日 – グローバル不動産総合サービスのクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(グローバル本社:米国イリノイ州シカゴ、日本本社:千代田区永田町)は、第2四半期不動産市場レポート「日本リテール MarketBeats」を発行しました。このレポートは、四半期ごとに市場のパターンを分析しながら、来期の市場パフォーマンスを予測しています。それによると、日本全体の小売業販売額は、春期において前年同期比で0.9%の増加を記録しました。新天皇即位に伴う10日間の大型ゴールデンウィーク休暇があり、消費者の需要増大が主な理由と見られます。中でも、衣料品と医薬品・化粧品は前期に引き続き堅調しています。今夏は消費増税前の駆け込み需要があるので、小売業全体で販売の好調が続くと予想されます。

銀座にライフスタイルブランドが集積 
無印良品の世界旗艦店「無印良品 銀座」がオープンしました。1,200坪の店舗では世界旗艦店としての品揃えに加え、さらに「食」をフォーカスしています。上層階には深セン・北京につぐ第3番目の無印良品によるライフスタイル型ホテル、MUJI HOTELも併設しました。同時期にはロフトが1.4倍の面積に拡大した銀座旗艦店をリニューアルオープンしました。こちらもカフェを併設し、包括的なライフスタイルの提案を目指します。銀座2丁目3丁目界隈にライフスタイルブランドの集積が今後進んでいくことが期待できます。

海外ファストファッションの出店計画見直しが加速 
国内大手SPAが出店計画を進めるなか、5月のGAP原宿店閉店、青山商事のアメリカンイーグル事業譲渡検討に代表されるように海外ファストファッションの日本出店計画見直しが加速しています。これらは本社によるグローバルな方針による部分も大きいです。賃料の高いハイストリートの旗艦店は売り上げ が伸び悩む中、維持が厳しくなってきているとも言えます。一方で後継テナントとして異なる業種のリ テーラーが検討を進めるなど路面店構成の変革が進んでいます。

勲須賀(クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド、ヘッド・オブ・リテール・サービス)は次のように述べています。
「東京オリンピックを来年に控え、大都市では多くの再開発が進行中で、都市機能や人口集積がますます進んでいる東京の商業地においてはここしばらく高止まりの賃料傾向が続いています。特に渋谷地区は今秋から来春にかけて大型商業施設の開発が相次ぎ、路面店ニーズも付随してくる中で今後の街の変化が注目されます。供給される区画に関してオーナー側の賃料目線がかなり強気なケースも一部見られ、現実的にテナントが付いていけない状況も出始めています。
 
一方、苦戦が続くファッション系の路面大型店舗はオンラインの成長と共にリアル店舗との共存を図り、店舗そのもののコンセプトを変更させようと試行錯誤している最中です。クリック&コレクトが進むほど駅周辺がクローズアップされ、都市生活者の利便性に寄り添う形になると予測されます。ハイストリートにおいては、新たにショールーム系や増加するインバウンドに支えられコスメやドラッグストアがメインプレイヤーになってきています。モールでは、フードホールはじめ食関連の様々な業態開発が活況を呈しており、サービス系を含めたシェアが高まってきています。」


本レポートに関するお問合せ:


鈴木 英晃、 PhD FRICS
ディレクター、ヘッド・オブ・
リサーチ&コンサルティング
+81 3 3596 7804
hideaki.suzuki@cushwake.com



須賀 勲
エグゼクティブ・ディレクター、
ヘッド・オブ・リテール・サービス
+81 3 3596 7033
isao.suga@cushwake.com


メディア・コンタクト:


岡安 祐子         
                                                    
ヘッド・オブ・マーケティング&コミュニケーションズ
+81 3 3596 7045
yuko.okayasu@cushwake.com


ー以上ー

クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドについて
クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(ニューヨーク取引証券所:CWK)は、オキュパイヤーとオーナーの皆様に有意義な価値をもたらす世界有数の不動産サービス会社です。約70カ国400拠点に51,000人の従業員を擁しています。プロパティー・マネジメント、ファシリティー・マネジメント、プロジェクト・マネジメント、リーシング、キャピタルマーケッツ、鑑定評価などのコア・サービス全体で、2018年の売上高は82億ドルを記録しました。詳しくは、公式ホームページwww.cushmanwakefield.com にアクセスするか公式ツイッター @CushWake をフォロー下さい。