2019年 第2四半期 日本オフィス「マーケットビート」レポート発行

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ハイライト:

  • 賃料上昇率(前年同期比): 3.32%
  • 空室率: 2.07%
  • アブソープション率(四半期): -0.07%
  • 経済は成長も輸出入ともに減少
  • ネット・アブソープションは33か月ぶりのマイナス成長
  • 賃料は小幅下落後に横ばいの見通し

東京、2019年7月30日 – グローバル不動産総合サービスのクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(グローバル本社:米国イリノイ州シカゴ、日本本社:千代田区永田町)は、第2四半期不動産市場レポート「日本東京グレードAオフィス MarketBeats」を発行しました。このレポートは、四半期ごとに市場のパターンを分析しながら、来期の市場パフォーマンスを予測しています。主な調査結果は次の通りです。

ネット・アブソープションは33か月ぶりのマイナス成長

19年第二四半期における東京都心5区の空室率は2.07%であり前期からさらに微増しました。  一方、募集賃料は37,527円(前期比▲1.5%)と小幅ながら下落に転じました。これは同区におけるオフィス大量供給に伴う二次空室が出たものです。ネット・アブソープションは▲0.07%(前四半期比)と僅かですが、2016年第3四半期以来33ヶ月ぶりのマイナス成長となりました。

賃料は小幅下落後に横ばいの見通し

賃料は、今期の募集面積微増により小幅に下落しましたが、19年末までは現在の水準を維持する見通しです。20年には新規供給及び二次空室により僅かに賃料は軟化するものの、堅調なテナント需要の維持が見込まれるため、21年以降は横ばいで推移する見通しです。

加藤 圭至(クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド、シニア・ディレクター、リーシング・アドバイザリー・グループ)は次のように述べています。

「昨年より、各企業の旺盛な拡張意欲に伴い、新築の大規模オフィスビルはテナント誘致に成功してきましたが、ここ数ヶ月、大型の新規需要が少なくなっているため、成約に至るまでのスピードが鈍くなっています。また、昨年から続く大量供給の影響で、大型の2次空室物件が募集を開始しており、築年数の新しい既存ビルは、新築ビルと競合するケースも見受けられ、結果として、既存ビルを選択する企業も出てきました。」

 

今後の展望については次のように述べています。

「今後、数多くの2次空室物件の募集が想定されるため、既存ビルはもちろんのこと、新築ビルについても、現在の賃料水準を維持しながらテナントを誘致できるかどうかが注目されます。新築ビルの場合、外資系や大手日系企業がテナント候補となりますが、2次空室物件を検討するのは中堅以上の日系企業が中心となります。したがって、賃貸オフィスマーケットは、日本の景気動向に大きく左右され、新規の供給量だけでは判断できません。

また、働き方改革に関わるオフィスニーズの増減や、コワーキング及びサービスオフィス等の趨勢が、今後の空室率の推移に大きな影響を及ぼすと考えられます。」

 

経済は成長も輸出入ともに減少

2019年第一四半期の日本経済は2.2%(年率換算)の成長を維持しましたが、輸出入ともに減少が目立ちました。コア消費者物価指数の前年同期比は0.8%上昇し、前期からは0.1ポイント上昇しました。同指数は2017年1月以降プラス成長を続けているものの、依然として1%未満の水準で推移しています。日銀の「経済・物価情勢の展望」によると、予想物価上昇率が中長期的に高まる事を理由として2%の物価目標は維持されたものの、日銀各委員のなかには下振れリスクが大きいとの見解も多く見られました。


本レポートに関するお問合せ:


鈴木 英晃、 PhD FRICS
ディレクター、ヘッド・オブ・
リサーチ&コンサルティング
+81 3 3596 7804
hideaki.suzuki@cushwake.com



藤 圭至
シニア・ディレクター、
リーシング・アドバイザリー・グループ
+81 3 3596 7865
keiji.kato@cushwake.com


メディア・コンタクト:


岡安 祐子         
                                                    
ヘッド・オブ・マーケティング&コミュニケーションズ
+81 3 3596 7045
yuko.okayasu@cushwake.com


ー以上ー

クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドについて

クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(ニューヨーク取引証券所:CWK)は、オキュパイヤーとオーナーの皆様に有意義な価値をもたらす世界有数の不動産サービス会社です。約70カ国400拠点に51,000人の従業員を擁しています。プロパティー・マネジメント、ファシリティー・マネジメント、プロジェクト・マネジメント、リーシング、キャピタルマーケッツ、鑑定評価などのコア・サービス全体で、2018年の売上高は82億ドルを記録しました。詳しくは、公式ホームページwww.cushmanwakefield.com にアクセスするか公式ツイッター @CushWake をフォロー下さい。