アジア太平洋におけるコア市場に新たな投資機会

オルタナティブを求める投資家にとって新興市場が投資対象に

東京、2017年6月13日 – アジア太平洋のコア市場では、投資可能アセットの不足により投資機会が限定され、投資家はセカンダリー市場やそれ以外の市場、またはノン・コア不動産へシフトせざるを得ない状況にあります。最新投資戦略レポート「アジア太平洋におけるネクスト・コア市場へのベット」において、クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(日本本社:千代田区永田町、以下:C&W)はアジア太平洋において今後5年から10年で確固たる地位を得るネクスト・コア市場を注意深く厳選しました。

C&Wアジア太平洋リサーチ&投資ストラテジー、マネージング・ディレクターであるシグリッド・ジアルシタは次のように述べています。「アジア太平洋はグローバル・キャピタルにとって魅力的な投資先であり続ける一方、少ないコアアセット、溢れる投資資金や価格上昇を背景に多くの買主と売主が戦略を再調整した上で、ポートフォリオのリポジショニングを行っています。そこで、C&Wの独自開発ツールであるストラテジック・ロケーション・インデックス(SLI)を用いて、改革及び経済政策により投資家に長期的な成長をもたらす投資機会のあるアジア太平洋の市場を特定しました。」

アジア太平洋におけるネクスト・コア都市

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東京のコア市場

C&W日本リサーチ・ディレクターである鈴木英晃は、「不動産市場での価格付けがアグレッシブに進行するなか投資家はリスク許容度を緩めないと投資できない状況になっていますが、単に不必要なリスクをとり失敗するようなことがあれば本末転倒です。それならば、これから台頭してくる次なるコア「ネクスト・コア市場」に先行投資したほうが良いでしょう。」と述べています。
さらに具体的な市場として、「品川エリアはこのようなネクスト・コア市場としてあげられます。同エリアは今後さらに改善される交通インフラから恩恵をうけ、同市場のみならず周辺市場をコア水準まで引き上げることが予想されます。また、池袋は一日当たり乗降客数約260万人と東京で3番目に忙しい成長性の高い市場であり、既に日本トップ10リテール市場(賃料ベース)に入っています。駅周辺で既に計画されている再開発は同都市の魅力を高めることが予想できるうえ、いまならまだ魅力的なイールドが取得できます。これらネクストコア市場への投資は、予測可能なリスクを取ることからスマートな戦略であるといえるでしょう。」とも述べています。

2017年の注視すべき重要な点は?

2017年以降は、次の5つのテーマを背景にアジア太平洋における投資機会の増加傾向が続くと予測されます。

1. 不動産の上場化:新興国の政府は投資を促進する政策の導入に努めることによって市場の透明性と効率性の向上を見込めるため、同地域における投資家層の拡大が期待できます。東京とシンガポールがREITのハブとして機能しつつ、新興国の特に中国やインドに余波が及ぶ。 

2. 政治より政策:グローバルな政治の進展や貿易保護主義が不確実性を高めてはいるものの、アジア太平洋においては将来の観測に大きな影響を及ぼしていない。地域の安定と成長に力を注ぐことにって投資資金を魅了し続ける。

3. アジア資本のグレートウォール:中国の投資勢力増加はアウトバウンド投資を拡大させており、この資本の流れは長期的には変わらない。

4. インフラ投資の流れに従う:アジア太平洋の各市場にとってインフラの改善や投資は新興市場の市場発展に拍車をかける。

5. オルタナティブがホット:オンライン・ショッピングおよびクラウド・コンピューティングの拡大によって、アジア太平洋内のデータセンターの優位性は保たれる。学生住宅、シニアハウジングと医療施設も、選択肢としての人気が高まっている。 

本レポート(和訳版)はレポートページからダウンロード可能です。


※本資料は、2017年6月13日(現地時間)にCushman&Wakefieldがシンガポールで発表したプレスリリースを和訳・編集したものです。

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