買主は依然として強気、売買高は順調に伸長 - 2014年第3四半期インベストメント・レポート

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 クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドは、2014年第3四半期(7月1日~9月30日)の調査レポート「MARKETBEAT INVESTMENT TOKYO Q3 2014」を公表しました。本レポートは東京不動産投資市場に関して以下のとおり分析しています。

1. 不動産会社や私募ファンドは買主としての存在感を徐々に増してきており、彼らを含む強気な買主に牽引され、売買市場は活発になりました。その反面、上がり過ぎた価格についていけないJ-REITsが見られました。その結果、買主としてのJ-REITsが売買件数全体に占める割合は前期の34%から今期は22%に低下しました。

2. 目黒雅叙園が森トラストに売却されました。プライム物件であるこの目黒雅叙園等の取引に牽引され、オフィス取引市場のイールドは前期に引き続き低下しました。物件獲得競争の多くの場面で、買主は売主によって上げられたオファー価格に追随しています。

3. リテール取引市場についても、イールドは低下基調で推移すると予想されます。リテーラーが続々と新規出店していることにも見られるように、メインストリートの店舗床に対する強い需要による賃料の上昇基調が予想されるためです。

4. 一方、インダストリアル(物流)売買取引量は、前期比117%上昇し、1,270億円まで達したものの、イールドは引き続き上昇しました。賃料は前期とほぼ同水準で、資産価格が下がったためです。しかし、インダストリアル取引市場のイールド水準(6.75%)はオフィス(4.73%)、リテール(5.11%)の各市場よりもまだ高いため、今後も長期的には低下基調で推移すると予想します。

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