ロンドン、世界一高いオフィス賃料の地位に返り咲き

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• ロンドンは2008年以来、香港を抜き世界で最も高価なオフィス市場の地位に返り咲いた。
• リオデジャネイロは前年比43%急騰し、世界第3位となった。
• 東京は順位を2つ下げ、世界第5位だった。
• 世界のオフィス賃料は2012年に前年比3%上昇した。

 クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドがこのほど発表したレポート「Office Space Across the World 2013」によると、ロンドンのウエスト・エンド地区が香港を抜き、2012年の「世界で最も高価なオフィス市場」の地位に返り咲いた。レポートは、同地区でハイグレードなオフィススペースの不足が競争を激化させ、その結果、賃料が2%上昇して世界一になったことを取り上げている。

 またこの世界ランキングでは、香港の中心業務地区(CBD)が順位を1つ下げて第2位になる一方、リオデジャネイロのゾナスウ地区は賃料が前年比43%急騰して第8位から第3位に躍進した。 世界的には、一等地のオフィス賃料は2012年の1年間で3%上昇したが、これは南米とりわけブラジルとコロンビアの成長によるところが大きい。 世界的に一等地の賃料は上昇したものの、多くの市場では、長引く経済の不確実性のもと、テナントはより慎重になっている。世界経済の先行きが不確実な状況下において、企業がオフィスコストを削減しようとする傾向は続くとクッシュマン・アンド・ウェイクフィールドは予測している。

Americas

  北米の一等地の賃料は全体としては2012年に9%上昇したが、これは、エネルギー部門やテクノロジー部門の拡大を背景に大幅に賃料上昇したサンフランシスコ(+19%)やカルガリー(+29%)など一部の際立ったオフィス市場に起因している。

Asia Pacific

 経済成長の鈍化によりアジアの一等地の賃料上昇は3%に留まった。香港と東京は一等地の賃料の明確な減速にもかかわらず、世界のビジネスセンターとしての重要性ゆえ世界ランキングでそれぞれ第2位および第5位にランクインした。東南アジアでは、BPO(アウトソーシング)需要の高まりによってフィリピン全体で賃料が6%上昇した。また インドネシア・ジャカルタのCBDは、前年比46%の大幅上昇だった。

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